事を遂げる者は愚直でなければならぬ、才走(さいばし)ってはうまくいかない。─才能、才能って、才能のこと何も知らないくせに……。

うさぎ哲学

事を遂げる者は愚直でなければならぬ、才走(さいばし)ってはうまくいかない。

──勝海舟。

何かを成し遂げる為に必要なのは才能ではなく、日々の積み重ねであると言う意味の言葉です。

皆さん、うさぎ哲学へようこそ。

うさぎ哲学、それはただの哲学ではありません。ここは名だたる哲学者や偉人達の残してくれた哲学や名言を基に、今の時代を生きるうさぎがその言葉を噛み砕き新たにアップデートして「使える哲学」を綴り呟く場所です。

そして、今回は初めての日本人ピックアップ、勝海舟さんの残した言葉を基に哲学をしていきたいと思います。そんな今日のテーマはズバリ「才能」です。私達にとっての才能とは一体何のことなのか?その事について一緒に考えてみましょう。では、今日も元気に、うさぎ哲学スタートです!!

事を遂げる者は愚直でなければならぬ、才走(さいばし)ってはうまくいかない。

あなたには才能がありますか? ありませんか?

そう問われて迷わず「ある」と答えられる人はそんなにいないと思います。誰かと比べれば常に上には上がいるものですし、誰だって必死に努力をしているものです。あたりまえのように何もせず何かをかたちに出来た人はいません。

才能とは何か物事を成し遂げる為の「能力」のことです。例えば背が高いのも才能ですし、言葉を喋るのも才能です。ですので、才能とは先天的なものであり、後天的なものでもあると言う事が出来ると思います。

では、何を持ってして人はその人に「才能がある」と言うのでしょうか?

その答えは、一重に「結果」ですよね。結果に紐付く秀でた能力、それを以ってして人は初めてそれを才能と呼びます。

わかりやすく例えるなら。

そのバスケット選手は世界一背が高いからそれが才能なのではなく、そのバスケット選手は世界一背が高いという能力を活かして誰よりも得点をしたから、その背が高いというはその人にとっての才能であると呼ばれる訳です。

いやいや、それでもそもそも背が人より高ければそれはもう才能でしょ?

そう言う人もいるかもしれません。それはごもっともな意見であるのに対し、だから何?ということでしかないということです。人より背が高いだけでは、ただ人より背が高い人、言葉を選ばず言えばそれはただのデクの棒でしかないということです。

ですので、この場合、世界一背が高いというのは、「才能」ではなく、その片鱗「素質」というのが正しい言い方です。

ともすれば、それはこういうことだとも言えると思います。素質とは他人とは「違う」部分、です。他人と比べて突出した何か、それがその人にとっての「才能」になり得る可能性は十分にあります。

それを私で例えれば、「人より物事を深く考え過ぎる」だったり、他人より「一つのものに拘らない」が素質と言うことになります。自分の欠点、一見ネガティヴに見えるその短所ですら突出していればそれはもう才能の種と言えます。

ともすれば、それは誰にでもあるものだと言えるものだと思います。その見分け方は至ってシンプル、人よりも自分が苦に思わないことです。それがあなたにとっての素質です。

話しを戻します。

先述した通り、そんな素質、能力も、何かの「結果」に結びつけなければ才能とは人に認められません。

幕末から明治維新にかけての大きなうねりの時代の中心で、文明開花を高らかに掲げた勝海舟はこの事についてこう述べました。

事を遂げる者は愚直でなければならぬ、才走(さいばし)ってはうまくいかない。

つまりは何事も才走り、奢り昂ってしまえばうまくいくものもうまくいかない。何よりも大事なのは真っ直ぐにその物事と向き合い、日々地道にそれを積み重ねること。才能とは磨き上げてこそ初めてそこに完成し、花開くのだということですね。

ですので、何を持つかではなく、を成し遂げたか、それこそが才能だということです。

いくら素質に溢れ人より長けた能力を持っていたとしても、それを使って何かかたちに出来なければそれは才能とは呼べない、呼べる程の価値はそこにはないとも言えますね。

ですので、人の持つ素質くらいで物事の全てが決まるということは決してありません。誰にだって素質はありますし、誰一人として平等な素質を持っているという訳でもありません

そこに差はあって然るべきなのが世の常です。

だからこそ大事なのは何を持つかではなく、何をしたか。自分の能力をどう「活かすか」という一点が重要なのではないでしょうか?

ともすれば、何かを成し遂げそこに「良い成果」を残せたのなら、それはもうその人にとっての「才能」と呼べるものなのかもしれませんね。

花は育てなければ開きません。──兎禾。

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